学歴フィルターは、ありまぁす!!(小保方さん意識)
何者でない自分でも、特別な何かになれるような気がするイベント。それが就職活動。
この記事では就活生に、辛い現実をお伝えします。
現在就職活動中の学生は薄々気づいているかもしれないが、就職活動では学歴フィルターは明確に存在する。
企業説明会等で「学歴フィルターは絶対にありません」と言う企業も存在するが、応募者数が大量にいる大手企業になれば絶対に何かしらのフィルターは存在する。
そのフィルターで大量に振るいにかけるのだ。

僕の友達に某大企業の人事部で働いているヤツがいる。
彼が言うには、学歴フィルターは仕方がないものだと言っていた。
同時に「一定の基準を満たしていない学生のESはそもそも読んでいない」とハッッッッッッキリと言っていた。
悲しすぎる現実だが、これを知らない学生は意外と多いと思う。
その企業で働くことを夢見て、熱意を持って、何日もかけて書いたESも関係ない。
そもそも読まずに処分されているのが現実。
この現実を考えると泣けてくる。
殺生過ぎるし本当に残酷だし学生に対してすげぇ失礼だが、冷静に考えてみると分かる。
これは本当に仕方ないことだということが。
全員のESを読むと何時間かかる?

これは志望度を測るうえで効果的だと思う。
具体的な数値を使って、例を出してみよう。
日本には毎年40万人以上の、大卒就活生がいる。
ある企業の新卒採用に1万人がESを提出したとする。
1枚のESをしっかりと読むのに約10分。
全部読むのに約1700時間。
多く見積もって20人の社員がESを読んだとしても、85時間。
全員が1日に8時間ESを読むとしても11日かかる。
てゆーか採用基準が曖昧になるため20人の社員がESを読んでいるわけないから、現実にはもっと時間がかかる。
ここで断言できることがある。
ただでさえ忙しい会社員に、そんな時間は100%ない。
そこで活きるのが、大学名でESを読むかどうか決めるという方法。
これが就活生からは見えない壁、学歴フィルターだ。
大手病。それは不治の病。

集めて働かせてくれる企業はないのだろうか。
誰もが知る食品メーカーや航空会社には、半端じゃない数の学生からのESが届いている。
就活サイト等で、各企業の過去の採用大学を調査できるが、就活生は気が大きくなって
「過去に採用実績がなくても自分なら採用されるかも。自分が第1号になるんだ!」とか舐めたことを考えがちだ。
実際に僕の周りにも就活のタイミングになって急に意識が高くなった学生、学生時代に何の努力もしていなかったのに、トップ層がこぞって目指す総合商社やテレビ局に入れると勘違いしている学生も大量発生していた。
そーゆーヤツらは大企業に入りたいがために、本当の志望動機ではない企業に合わせた志望動機を作成したりしていた。今思い返すと哀れすぎるしバカすぎ。
これがいわゆる大手病。僕もその1人だった。まじで危機感持ったほうが良いやつ。
おかげで僕はどこからも内定がもらえず、しっかりと就職留年することとなった。
僕が一番哀れでバカだった。
中途半端な学歴の学生がワンチャン掴むためには
企業が求める大学のレベルに達していなくても、ワンチャン自分より上の学歴の人たちを捲る方法がある。
それがSPIだ。

これの出来不出来で将来働く企業での給料が
大きく変わる。
時給換算すると、とても割が良いと思う。
スピードを意識して解くべし。
企業によっては大学名じゃなくて、SPIの成績で足切りしている可能性もある。
だからもし中途半端な学歴の学生が、ワンチャンを掴みたいなら、SPIを必死で頑張るしかない。
じゃないとどれだけ必死でESを書いたところで、そのESは人事の目にそもそも入らない。
つまり落選だ。
どの企業が学歴を重視しているのか、SPIを重視しているのかは全く公表されていない。
それでも「自分が行きたい企業は学歴よりもSPIを重視しているかもしれない」という薄い可能性に懸けて、今からでも頑張れるSPIという分野で頑張るしかない。
これは完全に主観だが、私立大学に限って言えば早慶以外の学生はSPIに全力を注ぐべき。
もちろん早慶の学生も本気でSPIをやるべきだが、本記事では中途半端な学歴の学生がトップ層と闘うことに重きを置いているため、このような書き方をしている。
僕が2年目の就活で受けていた人気企業とかだと、僕と同ランクの大学は本当に希少種だった。
それなのになぜ僕のような留年大学生が残っていたのか考えると、SPIの成績でしかない。
ある企業の最終面接前にアイスブレイクとして、面接官でない人事部の人と話す時間があった。
その方と色々話していたのだが、その方に「君SPIの点数めちゃくちゃ高いね!」と言ってもらえた。
あの言葉が僕と同ランクの大学の学生と比較してなのか、今選考に残っている学生と比較してなのかは不明だが、やっぱり企業はSPIの点数を意識している。
SPIの点数で面接の合否は決まらないが、重要な指標であることは間違いない。
就活でどうしても行きたい企業があるなら本気でやるしかない。
何者でもない大学生が、特別な何かになれるチャンス。
これを人生の大きなチャンスと捉えるか、ただのクソイベントと捉えて、適当にこなすのかは貴方の自由。
でも大学卒業後も日本で生きるつもりなら、本気で頑張るべきだと強く強く思う。
終わりに

今回の記事ではSPIについて話したが、SPI以外にも自宅で受けるWEBテストがある企業は多い。
賢い同級生に頼んで代わりに受けてもらったり、テストの解答が出回ったりしていて不正することが可能だが、僕の意見としては絶対に自力でやるべきだと思う。
僕はあの類のテストが得意で、人から頼まれて代わりに受けることがあったが、自分から人に頼んだことは一度もない。
そもそもあれは企業が求めている思考レベルに、自分が達しているかを見るためのテストだ。
そのテストを自分の力でクリアできないのに、間違えて入社できてしまったら逆に入社後に大変じゃない?
それに自分の人生が懸かっている重要なテストを他人に受けてもらって、落ちたらどうするつもりなんだろう。
僕はあのテストを頼まれるといつも「落ちてもいいから!」とか言われたが、落ちてもいいならそもそも人に頼む理由はなんだったんだろう。
もしも将来、自分の子供が就活を迎えたときに、友達に「代わりにテストを受けて」と頼むような人間になっていたらしばきます。
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