テストランは10-18時
昨日何かの記事で見たが3日間の万博テストランで11万人が参加、とのこと。
一般応募者の参加の抽選倍率9倍だったそうだ。
てっきりボランティアの人だけが行くものだと思っていた。
昨晩一緒にご飯を食べた友人も4月6日のテストランに参加するそう。協賛企業枠で行くらしいが、そんな福利厚生があるって羨ましい。大企業最強。

本日のテストランは10-18時と少し短め。
僕はディズニーランドでも開園の1時間30分前に並んだりするタイプ。今日も遅くとも9:00には着きたいぜ。
そう思っている時期が僕にもありました…
ピピピピピピ… iPhoneのアラームで目を覚ますと9時。
家から万博会場の夢洲まで約2時間かかる。11時ごろに到着することが確定。あぁ、これ詰んだ?
タイムマネジメント力が身につく日は遠そう。
なんとしても11:50から予約している「リボーン体験」には間に合わなければ…
そう思いながらものんびり用意。
当初の予定(9時着)とは全く違うが、起床後に定めた予定時刻の11時に夢洲駅に到着。
しかし改札を出た瞬間に絶望。
並び始める場所から入口ゲートまでえげつなーーーーーい列ができていた。
お腹が痛くなりコンビニのトイレに駆け込むなだものの、トイレが空いていないときと同じ感覚。
どう考えても11:50のリボーン体験に間に合わないほどの列。
しかし、並んでいる最中に「もしかしたら間に合うんじゃね!?」ってぐらい一気に列が進むことが何度かあった。
そんな淡い期待は余裕で裏切られ、入園ゲートを通過したのは12:10だった。泣きそう。
ゲート通過時に分かったことだが、手荷物検査がかなり厳重にX線の機械で行われているため入るまですごく時間がかかる仕様。これはまぁしょうがない。
涙ぐみながらも諦めきれなかったので、僕はリボーン体験が行われているヘルスケアパビリオンに向かった。(園内が広すぎたためこのパビリオンにたどり着くのにさらに10分かかった、ザコい)
受付の上品なおばさまに事情を説明すると「今回は特別にオッケーです!」とお許しをいただき、中に入れてもらえることに!この御恩は一生忘れません。
期待していたリボーン体験はやはりすごく楽しかった。
自分の今の髪のツヤや肌の状態から、今の見た目年齢を算出。更にそのデータをもとに25年後の自分のアバターを作ってくれるのがリボーン体験の内容。
下の画像が僕の見た目年齢と25年後の僕の姿らしい。

ちなみにこの浮き輪は僕だけじゃなくて全員ついていました。なんだったんだろう。
もう一つ物凄く気になったのが僕の後ろに並んでいた明らかに80歳を越えている老婆がいたのだが、彼女の25年後の姿はどんな風に表示されたのだろうか。
ちなみに僕は見た目での年齢診断終了時にAIに「あなたは32歳!」と快活な声で診断され普通にピキった。ワイ27歳なったばっかりなんだが?

その後も順路に沿って2階に進んでいくと、新たな受付の上品なおばさまに「この画面の質問に答えると良いことがありますよ」と案内され、言われるがまま質問に答えると
「アナタニハ コレガ サイテキデス!!」
電子音とともにディスプレイの下の小さいドアがオープン!
なんとアミノ酸ゼリーもらえちゃった。こーゆーゼリーまじで好きなんよなぁ。

これすごいのが質問の答えによって出てくる商品が違うらしい。
もっと言うと先ほど1階でやった見た目年齢の際の診断結果も加味したうえで、出てくる商品が決まるらしい。32歳と言われ傷心していた僕にゼリーが染みます。
その後もウキウキでブースの方々に色々質問し、楽しい時間を過ごせましたとさ。
良かったこと
今日あったことすべてを話し始めると無限に書けちゃうので、ここからは全体を通して良かったこと・イマイチだったことを挙げていく。
・ものすごく広かった。椅子やベンチも多く設置してあり、疲れたら休むことができるスペースがたくさんあった。広い分めちゃくちゃ歩かないといけないので、前日はよく寝てから行かないと本気でキツい。実際ベンチで寝ている人が結構いたし、僕も寝たいと思った。
・予約パビリオン(リボーン体験)はすごく楽しかった。予約可能なパビリオンは全部回りたいと思ったが、それをすると1日で全てのパビリオンを回るのは絶対不可能。何回行っても飽きない人は飽きないと思う。
・自販機の飲み物が園外とほぼ同じと良心的。しかも空港とかにある水を無料で入れられる機械があるので容器さえあれば熱中症で死ぬことはない。しかもかなり冷たいし、海外の空港みたいにまずかったりもしない。
・未来の社会を考えるうえで、世の中に新技術を生み出す人たちへのリスペクトが増した。「2050年の世界は自動運転が当たり前だし、車は地上を走らなくなる」とパビリオンでは語られていたが、それは勝手にそうなるわけではなく、地球のためにその技術を開発する人間が裏側にいることを再認識できた。理系の人たちの開発力って本当にすごい。
・良心的な値段設定のお土産が多かった。
・スタッフの皆さんが親切だった。特におばさま方。
イマイチだったこと
良かった部分も多く、満足感は高かったがイマイチだと感じる部分も多かった。
・夢洲駅の改札を出てから園内に入るまでの人混みが半端じゃない。リアルに園内に入るまで1時間並んだ。
僕が駅に着いたのが11時なのでそこまで激混みタイムじゃなかったはず。開園の瞬間の混み具合はもっと凄かっただろう。
・園内がとても広くて良いのだが、敷地面積に対して園内に設置してあるマップが少なすぎる。
万博専用アプリにマップと自分の位置情報が表示されるので、極端に困るほどではない。
でもやっぱり画面のマップではなく、設置してあるマップで見たいと思ってしまった。
事実として設置してあるマップの周りには大量の人だかりができていた。
係員の方に聞くと紙のマップも配布していないそう。iPhone12miniを未だに使っている電池弱者の僕にはきつかった。何をするのもスマホが必要なのでモバイルバッテリーを持参すべし。
・専用アプリをどれだけ上手く使えるかで、予約できるパビリオンの数が異なり楽しさが全く変わる。
上述した通り、予約して入るパビリオンや体験は感動的なものも多く面白かった。
一方で予約不要で入ることができる場所が少ないうえに、展示内容も予約パビリオンと比較すると雲泥の差があった。(今回僕が参加したのはテストランということもあり、オープンしていないパビリオンが多かったからかもしれない)
ディズニーランドのアプリを使うのと近い感覚。新しいパスが取れるようになったらすぐに新しいパスを取っていくような感じ。アプリを上手く使うのが難しい年配の人たちにはちょっと酷かも。
更に付け加えるなら何のパビリオンも予約できていない時間は正直暇。
さらに言うとディズニーシーでよくある「暇やし海底2万マイル乗っとくか」みたいな雑だけどそこそこ楽しい時間のつぶし方がない。
・大屋根リング(1周2kmある大きな木造建築)は本当にただの木造の円だった。僕のイメージではリングの途中に出店のようなものがあるものと期待していただけに何もなくてただの散歩コースだった。本開催の時は何かあるのかな?
・レストランが外の世界よりも結構高い。
どれだけ安い食べ物でも1000円はする。あまり食べない人でも3000円ぐらいは払わなければいけない。しかし飲食物に関する持ち込み規制等は一切なく(アルコールの持ち込みは禁止)、お弁当やコンビニの菓子パンを持ち込んでいる人も多かった。
ベンチと机も多く解放されているので、飲食物を持参してピクニックも良いかも。
園中でアルコール飲料は買えるのでご安心くださいませ。
・今回の万博のテーマが「いのち輝く未来社会のデザイン」ということもあり、人間の体に関する、つまり科学に関するパビリオンが多すぎた。園内を回っているうちに飽きてしまう人は多いと思う。誰が見ても驚けるような迫力があるものやインスタ映えするようなパビリオンはあまり無かった。かく言う僕も一日中「へぇ~そうなんだぁ~」の連続で、何が一番印象的だったかあまり覚えていない。
終わりに
イマイチだったことを挙げすぎた。
悪口言うときだけやたらと饒舌になる僕のイマイチな性格出ちゃった。
総括として「面白い部分もいっぱいあるが、もっと面白くできる部分もいっぱいありそう」と感じた。
僕が感じたイマイチだったことで、他の人も同じように考えていることはたくさんあると思う。
逆に僕は感じなかったけど他の人はイマイチだったと思うことも。
全員の理想をくみ取るのは不可能だけど、多かった意見はくみ取って改善されていったら嬉しいなり。
僕個人としてはあと2回ぐらい客として1人で行きたい、不完全燃焼感がすごくあるし。
でも刺さらない人には絶対刺さらない内容だし、感性に訴えかけるような展示物ばかりなので友達同士やカップルで行く場所でもないと思う。
あと子供にもそんなに刺さる内容でもないかも。理系要素ちょっと強すぎ。
みんなとりあえず一回は行くかもだけどリピーターはほぼいなさそうと思ったのが正直な感想。
「とりあえず一回は行っときたいかなぁ」の民は9月ごろが一番狙い目かと思う。
ちなみに一般のチケットは6700円とちょい高額だが4月26日までに行けるチケットなら4000円で入れるそう。是非。

本当のことを言うと他にも予約していたパビリオンに間に合いませんでしたが(広すぎ)、泣き言を言って入れてもらいました。ほんとにどうしようもない人間ですみません。
おやすみなさい。
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