スマホ依存症かも…と思ったら読む記事 その1(新潮新書スマホ脳 レビュー)

スマホ依存症 書評・レビュー・感想
僕も毎日こんな感じ。 ベッドに入ってからスマホを触ると、気づけば2時間経過していたりする。

あなたはスマホ依存症?

僕は確実にスマホ依存症だ。それも重度の。


スマートフォンのスクリーンタイムという機能はすごく便利だ。
自分が毎日どれだけの時間を、スマートフォンに費やしているのかを教えてくれる。

僕の場合、iPhoneのスクリーンタイムが1日10時間を越す日はざらにあるし、週平均でも毎週8時間付近をコンスタントに記録している。時間を無駄に溶かしている感が半端ない。


しかもこれはiPhoneに限定したスクリーンタイム。

僕はiPhone以外にもiPadやPCを使用するし、それらもカウントすると朝起きてから眠るまでの16時間、ずっとオンライン状態という感じ。
毎晩スクリーンタイムを確認して「あぁ今日も無駄にしてしまった…」と後悔する。


僕みたいに1日8時間ほどスマホを使い、毎日を後悔とともに終わる人は結構多いんじゃない?

スクリーンタイム
僕の実際の今週のスクリーンタイム。 色々予定があるので今週は短め。

僕が特によく使うアプリはInstagramYouTube。いかにも現代の若者っぽいアプリたち。
この2つのアプリは受け身で情報を浴びるのは簡単だが、意識的に使わないと時間を吸い取られすぎるつくりになっている。

リールやショート動画は無限に湧いてきて僕を誘惑するし、色々な情報を得られて満足したかのような気分にもなる。
でも実際には自分は見た内容は何も覚えていないし、成長もしていないし、時間を無駄にしてしまった感覚から物凄い自己嫌悪に陥る。


そういった経験をもう何度も何度もしているから、InstagramやYouTubeはあまり好きじゃない。


「なんで嫌悪感があるのに、それを見るのを辞められないのだろう。時間をもっと有効活用したい。」

そう思った僕は本に助けを求めた。
前にこの記事で紹介した、初心者にも分かりやすく書かれた本。新書に。

スマホ脳

今回僕が読んだ本はこれ。


スマホ脳(新潮新書) 
著者:アンデシュ・ハンセン(Anders Hansen) 訳:久山葉子

スマホ脳 アンデシュ・ハンセン 久山葉子
スマホ脳(新潮新書) 著者:アンデシュ・ハンセン(Anders Hansen) 訳:久山葉子 僕が高校生ぐらいの時に読みたかった内容だった。

本書は人類の脳はスマホを扱うことに「未だ適していない」ということが論理的に書かれている。


最初のヒトが東アフリカに誕生してから約20万年。一方で初代iPhoneが登場したのは2007年。
ざっくり言うと人類が始まってから99.99%の時間は、スマホは地球に存在していなかった。

それはつまり人類の体や脳はスマホには、まだ上手く扱えるように適応できていないということ。
この人間が適応できていない部分を狙って、GAFAM等の超巨大企業は台頭してきた。

まさに、人間の脳を上手くハッキングしているような感じ。

シロクマはなぜ白い?

シロクマ かわいい
記事を書いていて、初めてシロクマをしっかり見たが可愛い

突然だけど、みんなはシロクマがなぜ白いかご存じ?


僕は本書を通して、その理由を知ったのだが「白いと生存競争に有利だったから」だ。

もともと熊は一般的に茶色い個体が多かったが、突然変異個体として白い個体が生まれてしまった。

それが初代シロクマ


雪が降る寒い地域で生まれた初代シロクマは、雪のなかでの狩りに優れていた。

だから生き残り、子孫を残すことができた。そしてその子孫も運良く白い毛皮だった。


時を経て、2代目シロクマも雪のなかでの狩りが上手く生き残った。

こうして少しずつ子孫を増やすことができ、さらにシロクマ軍団は狩りをする際の競合が少ない場所を求め北へ北へ行ったってわけ。



簡単なことのように説明したけど、この茶色いクマちゃんから白いシロクマちゃんへの変異にはクソ長い時間がかかっている。

動物はこのように「環境に適応した種が生き残っていく性質」がある。


もしも将来このまま何百年何千年も、スマホが地球で最も使われる環境が続いたらどんな人間が生まれるのだろう。

・フリック入力に適した親指を高速で動かせる人間?
・どれだけスクリーンを見ても目が疲れない人間?
・複数の画面を同時に見ても瞬時に集中を切り替えられるマルチタスク人間?


全部すごく魅力的だ。
でもそんなことを考えても、もう既に生まれてしまった僕らはそんな風にはなれない。
もうスマホが無かった時代には戻れない。


僕らはスマホと上手く共存していくしかない。

大富豪の子供たちはスマホを持っていない

スマホ スマートフォン
彼らはビルゲイツの子でも、スティーブジョブスの子でもありません。フリー素材の少年たち。

スティーブ・ジョブズ氏はiPhoneを創り出し、世に送り出した天才だ。当然めちゃくちゃな大富豪。


そんなiPhoneの生みの親である彼は、自身の子供がスマートフォンを使う時間を厳しく規制していたらしい。
理由はシンプル。

iPhoneの依存性、ヤバさを一番知っていたからだ。



Microsoftのビル・ゲイツ氏に至っては自身の子供が14歳になるまで、スマートフォンを買い与えなかった。

これについては賛否両論あるかと思うが、僕は全面的に彼の意志に賛成だ。


もし10歳の自分がスマホを持っていたら、と思うと本当に恐ろしい。
友達から借りたPSPですら親に隠れて朝までやっていた当時の僕に、スマホを与えれば朝から晩までゲームをしていただろう。(ちな、PSPでやっていたゲームはモンハンと無双OROCHI)

スマホの使い過ぎで日中の授業中は無気力か睡眠時間に、夜はスマホで覚醒していただろう。
こんな人間離れしたサイクルが、人間の体に適応するはずがない。


上記の大富豪2人の例からも分かるようにスマホは、本当にヤバい

電車に乗って周りを見れば、そのヤバさはすぐに分かる。
みんな何を調べているわけでもなく、ずっと画面を見つめている。
特にヤバいと感じるのが、ベビーカーに乗っている赤ちゃんがスマホの画面を注視しているとき。
スマホの依存性の高さが如実に表れている瞬間だ。

あの光景を見てしまうと、将来僕も自身の子供にスマホを与えるときはとても慎重になってしまうだろう。



スマホのヤバさを書いていたら、今日の記事だけでは終わらなかった。
ここから先は未来の自分に書いてもらうことにします。
明日か明後日か分からないが近いうちに書きますね。

終わりに

今日4月13日(日)は大阪・関西万博の開催日。

朝オカンから聞いた話だと、開催日の来場者数は14万人ぐらい。


めでたい日なんだろうけど、皆さんご存じの通りクソほど大雨。
しかも雨の影響でブルーインパルスも飛ばなかった。

僕が吉村府知事ならテンション下がりまくり。

僕はというと、17-21時でリユース食器の回収に勤しんできた。
万博はゴミを少なくするという目的から屋外のキッチンカーで食べるときの食器はプラスチック製だ。

運良く活動場所が特設ステージの前に配置されたため、Adoさんの生歌を11曲も聴くことができてめちゃ満足。本当に歌が上手くて感動。

Adoさんの歌には「ァァアー!!」みたいな歌詞が多いのだが、聞いていて本当に痺れる感覚だった。
あれ、裏声っていうんですかね?語彙力が乏しくて合っているのか不明。

ボランティア中だったのにいっぱい拍手しちゃった。

Adoさん登場で盛り上がる様子がよく分かる記事を発見。今日の記事だけど本当にライブ会場付近に人が押し寄せていた。


総じて、万博ボランティア初日は最高の1日になりましたとさ。


おやすみなさい。

大阪・関西万博 Ado
Adoさんの人気を体感できた。 【風のゆくえ】という曲が良かったのでダウンロードした。

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